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食生活と栄養大辞典


脂 質 脂質とは?
脂質を控えるためのコツ
脂質を豊富に含む食品
脂質の一種、コレステロールについて
 脂質とは?

脂質には、コレステロールや、中性脂肪などいくつかの種類があり、どれも身体に必要なものです。

脂質の体内でのはたらき

  • 1g当たり9kcalのエネルギー源となる
  • 血液の成分となる
  • 脂溶性ビタミンの吸収を助ける
  • 細胞膜や粘膜の構成成分となる
  • 貯蔵脂肪となる

■脂質を摂りすぎると・・・

肥満の原因を招いたり、生活習慣病の原因となります。

■脂質が不足すると・・・

不足しすぎると血管や細胞膜が弱くなったり、 肌荒れの原因となります。

間食に気をつけましょう
日頃、何気なく口にしているケーキ・クッキー・プリン・チョコレートなどの洋菓子には、バター・クリーム類などが入っていることが多く、意外にたくさんの脂質が含まれています。これら洋菓子の間食が多くなると脂質や糖質をとりすぎてしまいます。肥満予防としてはもちろん、生活習慣病予防としても、十分注意しましょう。

 脂質を控えるためのコツ

揚げ物の衣を替える。
かぼちゃ(50g)をてんぷらにした場合=147kcal
かぼちゃ(50g)を素揚げにした場合=70kcal
77kcal 減
鱈(100g)をフライ(衣は小麦粉・卵・パン粉) にした場合=199kcal
鱈(100g)をから揚げ(衣は片栗粉) にした場合=160kcal
39kcal 減

豚肉をゆでてから調理に使う。
生の豚もも肉(100g)の場合=158kcal
豚もも肉(100g)をゆでた場合=116kcal
42kcal 減

野菜炒めで使用するサラダ油を控える。
フライパンにサラダ油大さじ1(13g)を熱した場合=120kcal
フライパンにサラダ油小さじ1(4g)を熱した場合=37kcal
83kcal 減

牛サーロイン肉を網焼きにする。
生の牛サーロイン肉(100g)の場合=262kcal
牛サーロイン肉(100g)を網焼きにした場合=214kcal
48kcal 減

 ドレッシングを手作りにする。
市販のフレンチドレッシング大さじ1(14g)を使った場合=57kcal
ドレッシング(しょうゆ2:酢1:油1)大さじ1(14g)を作った場合=38kcal
19kcal 減

 脂質の少ない鶏肉の部位を選ぶ。
鶏もも肉(皮付き)100g=253kcal
鶏ささみ100g=114kcal
139kcal 減


 脂質を豊富に含む食品(100gあたり)
肉類
ベーコン 39.1g
豚バラ肉 34.6g
豚ロース 19.3g
ソーセージ 28.5g
牛ひき肉 15.1g
豚ひき肉 15.1g
牛バラ肉 50.0g
コンビーフ 13.0g

乳製品
クリーム 45.0g
クリームチーズ 33.0g
魚介類
まぐろトロ 27.5g
うなぎ蒲焼き 21.0g
ぶり 17.6g

菓子類
ミルクチョコレート 34.0g
ポテトチップス 35.2g
クッキー 29.6g
アップルパイ 17.5g
ショートケーキ 14.0g
アイスクリーム 12.0g
油脂(大さじ1)
マヨネーズ 10.5g
バター 10.5g
ドレッシング 5.9g

ナッツ類
くるみ 68.8g
ヘーゼルナッツ 69.3g
ごま 54.2g
アーモンド 54.2g
カシューナッツ 47.6g

 脂質の一種、コレステロールについて

コレステロールとは

コレステロールは、脂質の一種である遊離脂肪酸で、細胞膜の成分や、副腎皮質ホルモンを合成し、胆汁酸の原料となって小腸で脂肪の消化や吸収を助けるはたらきをします。コレステロールは悪者のように思われがちですが、本来、体にとっては必要なものなのです。

コレステロールを摂りすぎると

血中のコレステロールが増加しすぎると、高コレステロール血症、高脂血症、動脈硬化などを招きます。さらに、脳卒中、狭心症、心筋梗塞などに進む危険も出てきます。

■善玉コレステロールと悪玉コレステロール

肝臓と小腸で生産されたコレステロール 食事から摂ったコレステロール
リポタンパク質という水に溶けやすい形になって血液の中を移動し必要な箇所に運ばれます。
つくられたコレステロールを体内に運ぶ役割をするリポタンパク質が悪玉コレステロール(LDL)と呼ばれています。 体内であまったコレステロールを回収して肝臓に運び、胆汁やホルモンとして再生できるようにするのが善玉コレステロール(HDL)と呼ばれています。

食物繊維で余分なコレステロールを追い出しましょう

食物繊維はたくさん摂ると、コレステロールを吸着して排泄するはたらきをしてくれます。コレステロールが気になる人は、ごぼう、ブロッコリー、大豆、きのこ、海草、グリーンアスパラガス、たけのこ、おからなどの食物繊維と、EPA、DHAを多く含む青背の魚などを豊富に含む食品を食べるようにしましょう。

■外食のときの工夫

そば屋、定食屋、居酒屋では・・・ レストランでは・・・
たまごが入っている鍋焼き、月見、親子丼、おでんなどは避けましょう。レバーの焼き鳥にもコレステロールが多く含まれています。また、少量のアルコールはHDLを増やしますが、飲みすぎはLDLを増やしてしまうことになります。 ステーキ、ハンバーグ、スパゲッティ・ミートソース、ミックスフライ、ピザは、動物性脂質が多く、高エネルギーです。ときどき食べる程度にしましょう。サラダをつける、ポタージュスープをコンソメスープにするなどの工夫も必要です。
焼き肉屋では・・・ ファーストフード店では・・・
レバー、ユッケにはコレステロールが多く含まれ、カルビ、ロースは脂肪が多くなっています。網で焼くので、ある程度脂肪は落ちますが、やはり量は控えめにしておきましょう。ナムルやサラダなどは、食物繊維が豊富なのでたっぷり食べてください。 ベーコンエッグバーガーやタルタルソースのかかったフィッシュバーガーは、コレステロールを多く含みます。その他のメニューも、ほとんどのものが高脂肪食品です。せめて、サラダをつけて野菜を摂るようにしましょう。


 鉄

女性の約半数は、潜在的な鉄分欠乏にあるともいわれています。鉄分が不足すると貧血になり、めまい・食欲不振・疲れやすいなどの症状がでます。一般的に食品から摂っている鉄分が体内で吸収利用されている割合は10%程度ですが、貧血のときはその割合が20%程度に高まるといわれています。

■鉄分を上手に摂るには

タンパク質やビタミンCと組み合わせましょう

鉄分にも動物性と植物性があります。レバー・あさり・かきなどに含まれる動物性鉄分の方が吸収がよいといわれていますが、大豆製品・ほうれん草などに含まれる植物性鉄分も工夫すれば吸収率を高めることができます。動物性タンパク質を含む食品やビタミンCと組み合わせて食べると吸収率がよくなります。

【鉄分を豊富に含む食品(100gあたり) 】

野菜
小松菜 2.8mg
ほうれん草 2.0mg
春菊 1.7mg
モロヘイヤ 1.0mg
ブロッコリー 1.0mg
魚介類
干しひじき 55.0mg
どじょう 5.6mg
まいわし(丸干し) 4.4mg
あさり 3.8mg
わかさぎ(つくだ煮) 2.6mg
肉類
豚レバー 13.0mg
鶏レバー 9.0mg
牛レバー 4.0mg
大豆製品
凍り豆腐 6.8mg
油揚げ 4.2mg
糸引き納豆 3.3mg