ブロッコリーこそ悩み肌の救世主!おいしい美肌習慣を♪

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毎日寒い日が続いていますね。冬はどうもお肌が乾燥しがち。化粧水などでしっかりケアをしていても、どうせなら食事からもお肌に栄養を与えたいですよね。

そんな思いに応えてくれる野菜がブロッコリーなんです。

茹でてマヨネーズをつける以外に料理の仕方が思いつかないあの野菜が?...と、ちょっと思いませんか?ブロッコリーのことをちゃんと知れば、今この季節にこそ摂りたい野菜だときっと感じるはずです。

もちろん、楽しくきれいを目指せるブロッコリーレシピも最後にご紹介します♪

1.ブロッコリーって何者?

突然ですが、わたしたちが食べているブロッコリーは実なのか葉っぱなのか、みなさんご存知でしょうか。

答えはなんと花のつぼみ。つぶつぶひとつひとつが、いずれ成長すると黄色い花を咲かせることになります。お弁当によく入っている身近な食材なのに、実は知らないことが多いのかも...ブロッコリーについて、もう少しひも解いていきましょう。

ブロッコリーは地中海沿岸原産、キャベツの一種が変種して生まれたアブラナ科の野菜です。「ブロッコリー」というかわいらしい名前は、イタリア語で「芽」や「茎」を意味する「Brocco(ブロッコ)」に由来します。
日本には明治時代に伝わりましたが、当時は観賞用とされ食用ではあまり普及しませんでした。よく食べられるようになったのは1970年代以降。今ではすっかり私たちの生活に溶け込んでいる野菜ですが、思いのほか日本での歴史は浅いのが驚きです。

そして通年スーパーで見かけるものの、旬はというと10月~2月のまさしく今。旬の食材は美味しさが詰まっていて栄養分が豊富。ブロッコリーは今この時期に摂りたい野菜なんです。

2.ビタミンCはなんとレモンより豊富!

ブロッコリーがもつ栄養分の中で筆頭に挙がるのはビタミンCです。
意外に思われるかもしれませんが、なんとビタミンCの代名詞ともいえるレモンよりブロッコリーのほうが多くビタミンCを含んでいます。ビタミンCは、肌のハリや弾力の決め手となるコラーゲンの生成に不可欠な栄養素。シミ・ソバカスの原因となるメラニン色素の沈着を防ぐなど、美容には欠かせない成分です。

他に肌に嬉しい栄養素としてビタミンE、食物繊維などを含みます。
ビタミンEは、強い抗酸化作用を持つ脂溶性のビタミンです。人体に悪い影響を与える過酸化脂質を抑制することで、老化を防ぐ作用があります。また、毛細血管を拡張させるので、血行不良を改善し肌の新陳代謝アップも期待できます。
食物繊維はよく知られているとおり、腸内環境を整える働きがあります。これが不足すると便秘になり腸内環境が悪化し、吹き出物などの肌トラブルの原因となります。

その他、妊婦さんが摂るとよいとされるビタミンKや葉酸なども比較的多く含みます。

ブロッコリーは、悩みが尽きることがないお肌の心強い救世主なんです。

3.ブロッコリーで今から美肌習慣を身につけましょう♪

ブロッコリーがビタミンCを筆頭に色々な栄養素を含む、魅力的な野菜ということはお分かりいただけたと思います。ただブロッコリーをおすすめするのは他にも理由があります。それは、寒い今こそビタミンCを身体が欲しているからなんです。

人間の身体はストレスがかかるとこれに対抗するため、副腎からアドレナリンという抗ストレスホルモンを分泌します。このアドレナリンを作るのにビタミンCを必要とするのです。ストレスと言えば不安や緊張といった精神的なところから来るものを挙げがちですが、暑さや寒さ、騒音や混雑といった物理的なものもストレスの要因となります。
ビタミンCは免疫力を高め風邪をひきにくくする働きもありますので、寒い冬を健やかに乗り切るためにはビタミンCが大切になってくるのです。

また、冬は紫外線の量が少ないということもブロッコリーを食べたい理由のひとつです。紫外線は1年中降り注いでいますが、1年のうち紫外線が強い月トップ3は7月、8月、5月、一方で紫外線が弱いのは12月、1月という調査結果があります。
お肌の大敵である紫外線が力を潜める冬は、お肌の基礎固めのチャンスかもしれません。

「毎日化粧水や日焼け止めをしっかり塗っているから大丈夫」、「ビタミン剤を摂ればいいじゃない」という考えがあるかもしれません。それらは方法として決して誤りではありません。でも身体の内から美味しく美肌づくりをしていくと、より効果的で楽しいと思いませんか♪

ただビタミンCは水溶性ビタミンで、小腸での吸収や体内への蓄積量に限界があります。過剰摂取分は体外に排出されることから、一度にたくさん摂るよりも、少量を数回に分けて摂ったほうが効果的です。

冬が旬のブロッコリーですが、通年スーパーに並んでいますので、毎日の食事にとり入れやすい野菜です。一番ブロッコリーが美味しい今のうちに、お気に入りのレシピをぜひ見つけてください。
紫外線が強くなる季節に備えて、今から美肌習慣を身につけましょう♪

4.まとめ&肌が喜ぶブロッコリーレシピ6選

ブロッコリーそのものを知るところから始まり、含まれる栄養素などを解説してきましたがいかがでしたでしょうか?身近すぎて意外と知らないことが多かった、なんとも奥深い野菜でしたよね。

でもお肌にも身体にもいいことは分かったけれど、いざ料理するとなると茹でる以外に思いつかない...といった方。どうぞご安心ください。

ブロッコリーのポテンシャルの高さに驚く(!?)レシピを6つお届けします。お弁当のおかずの一品から立派なメイン料理にまで変身しますので、是非ともお試しください♪

ブロッコリーとツナのディップ

ブロッコリーとツナのディップ

ディップソースというよりは、色々な食材にのせて楽しむレシピです。サラダのトッピングにしたり、豆腐、バゲットなどにものせて美味しく食べられます。パスタや野菜炒めの具にもでき、冷蔵庫で保存がきくので常備菜としてもおすすめです。人が集まる機会が多いこの時期、手軽に食べられるので重宝しそうな一品です。

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緑黄色野菜とチキンのパルミジャーノ焼き

緑黄色野菜とチキンのパルミジャーノ焼き

野菜は乾きやすいので、オリーブ油、チーズをムラなくふりかけてください。パルメザンチーズがない場合、普通の粉チーズでも代用できますよ。チーズたっぷりで食欲がそそられます。鶏肉とほくほく野菜で食べごたえも抜群!

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ブロッコリーのテリーヌ

ブロッコリーのテリーヌ

ブロッコリーには、皮膚の抵抗力を高め、メラニン色素の増加・沈着を抑える働きを持つビタミンCが豊富に含まれています。まさに美肌のための食材です。いっそのこと、一度ここまでブロッコリーに振り切ったレシピもいいかもしれませんよ。

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ブロッコリーのかに玉あん

ブロッコリーのかに玉あん

ふわふわかに玉の中華風あんをブロッコリーにかけて。茹でたブロッコリーは水にとらずに、ザルに上げて水気をよく切ります。水気が残るとあんが薄くなるので気をつけましょう。この組み合わせは気付きませんでした...。簡単に中華風の一品が出来上がります。

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ちくわとブロッコリーの炒め煮

ちくわとブロッコリーの炒め煮

ブロッコリーと、不飽和脂肪酸が豊富な魚肉を原料とするちくわを組み合わせた、美容や健康に役立つ成分がたっぷり摂れるメニューです。お弁当のおかずにぴったり♪ただ晩酌のおつまみにもぴったりなので、明日のお弁当の分足りるかな...。

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ブロッコリーの変わりフライ

ブロッコリーの変わりフライ

ピーナッツに含まれているビタミンEは、血行をよくして冷え性などを予防します。ブロッコリーに含まれるビタミンB1と一緒に摂ることで疲労回復の効果が高まります。見た目がとっても可愛い揚げ物です。オリジナルでバリエーションも広がりそうですね。

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