【献立レシピ】夏の冷え性を解消！
冷房などが原因で意外に多い夏の冷え症。冷え症の解消には、良質のたんぱく質、血行を良くするビタミンE、鉄分を含む食材の他、東洋医学で「陽」の性質をもつ食材や、香辛料など身体を温める作用のある食材が効果的です。それらの食材と一緒に、胃腸の調子を整え消化を助ける食材を組み合わせた、残暑厳しい季節にやさしい献立を紹介します
野菜肉みそ丼の冷え性解消献立
鉄分が豊富な牛ひき肉と身体を温める作用のある食材を使った丼をメインに、ビタミンEが豊富な食材や代謝をアップさせるしょうがを組み合わせた夏の冷え性解消効果のある献立です。
牛肉には、良質のたんぱく質、鉄分が含まれています。にんじんは身体を温め、ビタミンAも豊富に含まれています。にんにくやみそには代謝をアップさせ、身体を温める性質があります。
白菜としょうがのみそ汁
しょうがには、辛味成分のジンゲロンとショウガオールが含まれており、胃液の分泌を促して消化を助けてくれます。白菜、しょうが共に身体を温める性質があります。
さばと野菜の焼きびたしの冷え性解消献立
良質のたんぱく質、鉄分、カルシウムが豊富なさばと、身体を温める作用のある野菜の焼きびたしをメインに、ビタミンEが豊富な食材や代謝をアップさせる香辛料をを組み合わせた夏の冷え性解消効果のある献立です。
さばには、良質のたんぱく質、ビタミンA、B1、B2、E、鉄分、カルシウムが豊富に含まれています。また、脳の働きを活性化させるDHA、血液をサラサラにするEPAも豊富に含まれています。かぼちゃやにんじんには身体を温める作用があり、大根おろしは消化を助けてくれます。
じゃがいものキムチ和え
じゃがいもには、ビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富に含まれています。キムチには、腸内環境を整える乳酸菌が豊富に含まれており、唐辛子の辛味成分は身体を温め、代謝をアップさせてくれます。
豆腐と焼きのりのみそ汁
豆腐には、消化の良い良質のたんぱく質、ビタミンB1、カルシウムが豊富に含まれています。青ねぎに含まれるアリシンはビタミンB1の吸収を助けてくれますので、疲労回復や夏バテ解消に効果が期待できます。
管理栄養士／フードコーディネーター吉田 由子
大手乳業メーカーPR、福祉施設、外食産業、介護老人保健施設などに勤務後、 家庭料理研究家のアシスタントを経てフリー。アスリートの栄養管理、レシピ提案、献立作成、 料理写真撮影、ダイエットコラム執筆、料理コンテスト審査、外部派遣料理講師などに携わる。
