春食材の苦みでデトックス


管理栄養士/健康運動指導士小島 美和子
有限会社クオリティライフサービス代表取締役 食コンディショニングプロデューサー
春は始まりの季節。植物は芽吹きをむかえ、生まれ変わる時期です。季節の食べ物はその季節に合ったコンディションにからだを整えてくれます。新年度も始まり、急激な気温や天候の変化により、体調を崩しやすい時期でもあります。しっかりエネルギーを補給して、元気に過ごしたいですね。
春の食材でデトックス
春の食材は、たけのこや菜の花、ふきのとうといった山菜など、独特の苦みやアク、香りのあるものが目立ちます。
この苦味や香りは抗酸化作用のあるポリフェノール類などによるものです。ポリフェノール類は、からだの細胞の老化や免疫機能を低下させる活性酸素の発生やその働きを抑制したり、活性酸素そのものを取り除いたりする働きがあります。
こうした春の食材を食べることで、からだにたまりがちな老廃物の排出を助け、新陳代謝を促し、春の季節に合ったからだへと変えてくれると言われてます。
春の食材で季節に合ったコンディションに
初夏にかけては海藻や、グリンピース・えんどうなどの豆類、アスパラガスなどが旬を迎えます。エネルギー源となる糖質をしっかりチャージすることができ、しかも食物繊維がたっぷりなので、エネルギーが脂肪に変わりにくいのがポイント。
洋服やメイクなどと一緒に、食べ物にも春を積極的に取り入れて、からだの中から季節に合ったコンディションに変えていきましょう。
春の苦みや香りでからだの中からリフレッシュできるレシピを紹介します。
春の苦みや香りでからだの中からリフレッシュできるレシピ2選
たけのこや木の芽に含まれる苦味成分には、デトックス作用があります。冬の間、体内に溜まった老廃物を体外に排出する働きがあるので、春先にたっぷりとりたい食材です。木の芽の香りで春ならではの焼き物。冷めても美味しいのでお弁当にも♪
たけのこやわかめには、食物繊維が豊富。腸内で余分な老廃物を絡め取って、体外に排出するデトックス作用の他、腸を刺激する働きもあるので、便秘にもお勧め。あっさりだし風味で素材の味を楽しみます。
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