有酸素運動のQ&A(女性のからだにまつわるQ&A)


管理栄養士小島 美和子
【Q】1日に1万歩をめざして歩くような有酸素運動をすれば、体脂肪は減らすことができますか?
【A】有酸素運動は脂肪燃焼に有効とされていますが、女性は筋肉量が男性よりも少なく、体脂肪を燃焼させる場が少なくなります。1日に1万歩を目指して歩くことで消費カロリーを増やすことはできますが、行うタイミングによっては逆効果になることも。お腹が空いている状態で歩くと、そのあとの食事が脂肪として蓄えられやすくなるので要注意です。食べてから歩くことで、脂肪をからだにためにくくすることができます。特に食後3~5時間頃に歩く時間を設けることが最も効率良く脂肪燃焼することができます。
朝の炭水化物とたんぱく質が運動の効果を高める
うなとろろ丼(608kcal)
朝、炭水化物とたんぱく質を組み合わせた食事をとると、体温が上がり、代謝もぐっと高まります。1日を通して脂肪を燃やしやすいからだになるので、有酸素運動の効果もアップします。
午後運動するときはランチも一工夫
ヘルシータコライス(485kcal)
夕方歩くときは、ランチでしっかりエネルギーやたんぱく質をとります。エネルギー源となるごはんと、たんぱく質源の鶏ひき肉や豆がとれるワンプレートメニューは、簡単に済ませたいランチにおすすめです。
夕食も栄養素を十分補充する
水菜とわかめの豆乳そば(516kcal)
夕食は低脂肪、高たんぱく質の食事がgood。理由は、睡眠中も日中使ったからだを整え、十分に休息をとるため。翌日も活発な活動ができるよう、しっかり栄養素を補給して十分に睡眠をとりましょう。