89Kcal(1人分換算)
分
- 根の部分に含まれる栄養は加熱で変性しやすいですが、生のままの千枚漬けなら無駄なく摂取できます。多く含まれるビタミンCは、風邪予防に効果的で、分解酵素アミラーゼ(ジアスターゼ)は、胸やけの不快感を取ったり、食べ過ぎの時の消化吸収を助けるなど、整腸効果があります。
材料
4人分
- 聖護院かぶ550g
- 塩(下漬け用)大さじ1・1/2
- 水(下漬け用)1カップ
- 酢大さじ4
- みりん大さじ4
- 砂糖小さじ4
- 昆布3g
- 赤唐辛子少々
作り方
かぶを洗い、葉の部分を切り落として、皮を厚くむきます。内側の繊維の部分までしっかり切り取ってください。
2~3mm程度の厚みにスライスします。丸いまま切るのが定番ですが、切りにくければ半分またはいちょう切りにしてスライスしてもよいでしょう。
容器にずらしながら並べ、下漬け用の塩と水を加えて軽く重石をし、冷暗所で2~3日置いておきます。涼しい一定な温度の場所がなければ冷蔵庫の野菜庫でもかまいません。
(3)をザルにあけて水分を切ります。しぼると水分が抜けすぎるので、置いておくだけにしてください。
酢、みりん、砂糖をよく混ぜておきます。
同じ容器にかぶをずらしながら並べ、戻し入れます。昆布や赤唐辛子は小さく切って間に挟んでください。
(5)の調味料をまわし入れ、かぶに空気がふれないようにラップを密着させるようにかけ、味がしみ込むまで2日ほど漬けこみます。冷暗所のほうが早くしっかり味がなじみますが、不安な方は野菜庫でもいいでしょう。出来上がれば冷蔵庫の保存で早め(1週間以内)に食べきってください。(重石でなくラップを使用します。)
※聖護院かぶが無ければ、普通のかぶでも代用できます。
下漬けすることでかぶの余分な水分が抜けて食感が良く、また苦味もまろやかになります。時間はかかりますが美味しい漬けものに仕上げたいなら是非この工程を省かず仕上げましょう。昆布が多いとねっとりとした物に、唐辛子が多いと辛さも強くなります。酸味や甘味もお好みで調整して下さい。