ちょこちょこ食べは疲労を助長?!疲れ知らずの体をつくる
管理栄養士小島 美和子
有限会社クオリティライフサービス代表取締役管理栄養士 健康運動指導士 食コンディショニングプロデューサー
仕事で疲れて、アフターファイブを楽しむ余裕がない、という事はありませんか。余暇を目一杯楽しむことは、心の健康にもつながります。疲れにくい元気なからだをつくる食コンディショニングで、春から新たなことにチャレンジするのもいいですね。
食生活レベルの整え方
疲れがとれない時、食事面でどんな対策をとりますか?栄養ドリンクを飲む? スタミナのつきそうながっつりご飯を食べる?
どれも疲労回復に役立つとされることですが、根本的に体調を改善するためには「何を食べるか」の食品や食卓レベルを整えるより前に、「いつ、どう食べるか」の食生活レベルを整えることが重要なのです。
食生活レベルはまず、3食を規則正しくきちんととることを心がけて。食事の時間がずれてもできれば1時間以内で調整しましょう。規則正しい食事によって血糖値の上昇と下降のリズムが保たれるので、代謝がスムーズになり、体調もよくなります。
1回の食事をおろそかにして食事を抜いたり、少なくして間食をちょこちょこするのは、実は疲労感を助長するので要注意!
疲労感を増す要因について
お菓子や甘い飲料は吸収の速い糖質が多く、血糖値を急激に上昇させます。また、欠食して空腹が長引いたところで食事をしても、同様になります。すると、上がった血糖値がぐっと下がるタイミングで、眠気やだるさを感じやすくなるのです。また糖質を代謝するために、大量のビタミンB群を消耗することにもなるので、これも疲労感を増す要因になります。
糖質+ビタミンB群、多種ビタミンを補給できて、お腹が満足するエネルギー充実のレシピを紹介します。
ビタミン補給、エネルギー充実レシピ3選
豚肉に豊富なたんぱく質とビタミンB群は皮膚や筋肉の素となり、ほうれん草のビタミンCが身体に抵抗力をつける、丈夫な身体作りにお勧めのメニューです。貧血予防と美肌作りに!
麻婆豆腐の豆腐に比べてじゃがいもからビタミンCを多くとることができます。またじゃがいものビタミンCはでんぷんに保護されて損失が少ないので効率よく摂ることができます
便秘予防の必須栄養素「食物繊維」をサプリメントに頼らず豆類やきのこからしっかり補給するメニュー。この一皿で1日にとりたい食物繊維量の約半分以上とることができます。作り置きで、忙しい日も大活躍。食物繊維たっぷりで女性に嬉しい豆カレー。