体を動かしながら脳も動かすための食事のコツ

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管理栄養士小島 美和子

高齢になってもからだを動かす習慣があるほうが、脳の機能も高いことがわかっています。運動に限らず、掃除や洗濯などの日常生活動作もれっきとした身体活動です。複雑な動きができるよう、脳もフル回転します。日ごろから積極的にからだを動かせるといいですね。そのためにも食事面から筋肉や脳神経、ホルモンなどの材料となるたんぱく質やビタミン、ミネラルをしっかり補給しましょう。

良質のたんぱく質をまんべんなく

たらのえだ豆クリームソース

たらのえだ豆クリームソース(233kcal)

肉や魚、卵、大豆製品などはアミノ酸バランスの整った良質なたんぱく質源です。ビタミンやミネラル類も一緒にとることで脳内ホルモンがしっかり働きます。

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ご飯は食物繊維と一緒にとる

鶏むね肉のしっとりソテーの和風きのこソース

鶏むね肉のしっとりソテーの和風きのこソース(197kcal)

ご飯に含まれる糖質はからだを動かすエネルギーとして、脳のエネルギーとしても大切です。きのこ類に多く含まれる食物繊維を一緒にとると有効活用されやすくなります。メインのおかずに添えるとうま味もアップして一石二鳥です。

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DHAは脳の神経細胞を活発化する

にんじんとひじきとさば缶のきんぴら

にんじんとひじきとさば缶のきんぴら(119kcal)

いわしやさんま、さばなどの油に多く含まれるDHAは脳機能の維持に役立ちます。魚の油はできるだけ新鮮な状態でとることがポイントです。缶詰は油が酸化されにくく、調理しやすいのでおすすめです。

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1皿でも多く、濃い色の副菜を添えて

豆苗とほうれん草ののりナムル

豆苗とほうれん草ののりナムル(26kcal)

栄養素を体内で有効活用するために必要なビタミンやミネラルのうち水溶性の栄養素は、体内にためておけません。毎食、1皿でも多く、副菜を食卓に添えましょう。

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