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栄養素事典

リノール酸

働き
リノール酸は血液中のコレステロール量を減少させる働きがあり、そのことから動脈硬化を予防する働きが期待されています。不飽和脂肪酸の特性としては、 融点が低く常温では植物性油脂のように液体のものが多いです。また、リノール酸は酸化しやすく、体内で過酸化脂質を作りやすいという特性があります。 保存する際は開けたらできるだけ早く使う。揚げ油を使いまわさないようにするなどして過酸化脂質を増やさない工夫も必要です。
特徴
脂肪を構成する脂肪酸は炭素結合の仕方で、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2種類に分けられ、細かく分類すると、不飽和脂肪酸は一価不飽和脂肪酸と 多価不飽和脂肪酸に分けられます。さらに、多価不飽和脂肪酸はn-6系多価不飽和脂肪酸とn―3系多価不飽和脂肪酸に分けられます。リノール酸はn-6系の 多価不飽和脂肪酸に分類される脂肪酸です。リノール酸は成長や健康維持に必要でありながら体内では合成されないため、食品からの摂取が必要な脂肪酸で 必須脂肪酸と呼ばれています。
不足すると
不足すると発育不全や皮膚の角質化などが起こりますが、現代の食生活では不足よりも過剰になりがちです。
摂りすぎると
リノール酸のコレステロールを減少させる働きが、摂り過ぎるとHDL(いわゆる善玉)コレステロールも減少させ、動脈硬化や高血圧になることが 報告されています。リノール酸は過酸化脂肪を 作りやすいので、過剰摂取は老化・ボケ症状を促進させたり、免疫力を低下させ病気を引き起こすこと。また、リノール酸から合成されるアラキドン酸の 過剰摂取によりアレルギー症状の増進や発がんを促すなどの報告があります。

(1日摂取量の基準について)
摂取基準は「平成13年国民栄養調査」を基に、摂取量の中央値が目安量とされており、性別年齢によって細かく定められています。 過剰摂取の害を考慮して、18歳以上では目標量(上限)がエネルギー摂取量の10%未満と定められています。
主な食材は
サフラワー(べにばな)油・ヒマワリ油・綿実油・とうもろこし油・ごま油などの植物性油脂にに多く含まれます。この他に植物油を原料とするマヨネーズ・ スナック菓子や大豆やゴマ・クルミといった種子類にも多く含まれています。
上手な摂取方法
リノール酸は必須脂肪酸であるので、健康維持のために過不足なく摂ることとバランスよく摂ることが大切です。理想的なバランスとしては飽和脂肪酸: 一価不飽和脂肪酸:多価不飽和脂肪酸=3:4:3でさらに多価不飽和脂肪酸はn-3系:n-6系=1:4といわれています。DHA・EPAはn-3系の多価不飽和 脂肪酸なので、1日の献立に魚を一品取り入れたり、炒め物の油をオレイン酸を多く含むオリーブ油にするなど工夫することで理想のバランスに近づけることが できます。
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