にんじんを使った花粉症対策レシピ
にんじんはβカロテンが豊富で、その含有量は、ほうれん草やかぼちゃの2倍もあります。βカロテンには強力な抗酸化作用があり、体内の活性酸素の除去や抑制に役立ちます。
また、体内で必要に応じてビタミンAに変化し、皮膚、喉、気管、肺などの上皮組織を正常に保つ働きがあります。不足すると細菌やウイルスが体内に侵入しやすくなる可能性があることから、普段から適度な摂取をして、風邪やインフルエンザの予防、免疫を強化し花粉症の症状緩和などに役立てるとよいでしょう。
皮膚や粘膜を正常に保ち、酸化による老化防止効果があるので、美容にも最適な食材です。
にんじんが一番おいしい時期と、スーパーで選ぶポイント
にんじんのおいしい時期
一般に流通しているのは西洋にんじんで、通年産地を変えて流通していますが、秋から冬のにんじんが甘味が強く旬となります。
にんじんを選ぶポイント
色が濃く、ひび割れもなく、先までよく太っているものがよいものです。葉がついておらず、切れ目が見えるものは、断面の輪っかになっているところを見てください。輪が太いほど繊維がかたくなっているので、輪が小さいものの方がやわらかくおすすめです。また、断面が緑色の方が鮮度の良いものです。
お肌の調子を整え免疫力も強化【にんじん×じゃがいも】
にんじんに豊富なβカロテンが体内でビタミンAに変化し、お肌の調子だけでなく、呼吸器官などを正常に維持し、免疫を強化してくれます。じゃがいもと合わせることで、さらにビタミンCがプラスされ、抗酸化作用も強くなり、より効果的になります。また、油で焼いているので、βカロテンが効率よく吸収でき、おすすめの組み合わせです。
冷凍もOK!にんじんの保存方法
乾燥しないように、新聞紙などの紙に包んで冷蔵保存してください。切ったものはラップに包み、冷蔵保存で3~4日で使い切りましょう。
料理に合わせて千切りや薄切りなどにし、冷凍しておくことができます。冷凍すると食感は少しやわらかくなりますが、炒め物のや煮物、みそ汁などに凍っているまま手軽に使えておすすめです。カレーなど、大きめに切って煮物にする場合は、下ゆでしておいた方が冷凍による食感の変化を抑えることができます。
花粉症に備えて免疫力アップ【にんじん×さば缶】
にんじんに含まれるβカロテンが体内でビタミンAに変わり呼吸器官や目などの粘膜を強化し、花粉症などの症状を軽減してくれます。さばに含まれるDHA、EPAにも免疫機能の正常化を促し、アレルギー症状を抑制する効果が期待できるため、花粉症や風邪予防などには、より効果的な組み合わせです。
βカロテンを効率よく吸収!皮はむかずに調理は油と一緒に
にんじんの皮にはβカロテンが多く含まれているので、できれば皮をむかずによく洗って食べることをおすすめします。薄皮なので、千切りや薄く切ったりすると食感はほとんどわかりません。煮物にする場合は皮の食感が残るので、好みで料理により必要があれば取り除いてください。
煮物、揚げ物、炒め物と幅広く利用できるにんじんですが、βカロテンを効率よく吸収するには油が必要です。炒める時に少量でも油を使う、煮物ではお肉や薄揚げなどを加えて油をプラスすると良いでしょう。
免疫力アップ&糖質オフ【にんじん×ごま】
呼吸器官や目などの粘膜を強化してくれる、にんじんに多いβカロテンと、抗酸化効果の高い、ごまに含まれるセサミンを組み合わせることで免疫力アップが期待できます。また、パスタと言っても、パスタ風に野菜をスライスしたもの。大幅にカロリーダウンと糖質オフができるので、美容も配慮したダイエットに最適です。
にんじんのサラダやスムージーに♪生食のポイント
サラダやスムージーなどにすると美味しくiただけますが、アスコルビナーゼと呼ばれる酵素が食材に含まれるビタミンCを酸化させます。すべてのビタミンCが酸化するわけでも、すべてが不活性化するわけでもないのですが、すりおろしたりするとさらにアスコルビナーゼが活性化するため、気になる方は、生食、特にジュースなどにする場合は、酵素の働きを抑制するレモンなどの酸味のあるものを一緒に加えるとよいでしょう。せっかくのビタミンCを少しでも壊したくない方は、生食のお料理では酢の物にしたり、酸味のきいたドレッシングで食べることがおすすめです。
おなかの調子を整えて免疫力強化【にんじん×えのき】
にんじんとえのきに豊富な食物繊維が腸内環境を整え、免疫力もアップします。さらににんじんにはβカロテンが豊富。これは呼吸器官や目の粘膜を強化し、細菌やウイルスの侵入も防いでくれます。おなかが弱く、風邪をひきやすい方や花粉症の方におすすめのメニューです。