体重コントロールについてのQ&A(女性のからだにまつわるQ&A)


管理栄養士小島 美和子
【Q】年齢を重ねるにつれて、体重が増えやすかったり、逆に減ってしまったりするのはなぜですか?
【A】理由は大きく2つあるといわれています。1つは加齢による筋肉量の減少。もう1つは女性ホルモンの減少によるものです。筋肉量が減少すると、からだの水分も減り体重が減少します。反対に体重が増える場合は、脂肪量の増加です。筋肉量が減ると基礎代謝が低下し、消費エネルギー量が減って太りやすく、また、女性ホルモンに守られていた様々な代謝機能も低下し、脂肪がからだにたまりやすくなります。からだの変化に合わせ、食生活を調整していくことが大切です。
高たんぱく質食材をとって、筋肉に刺激を
かじきの照り焼き(165kcal)
筋肉の材料になる高たんぱく質食材をとって、筋肉に刺激を与えることをセットで行うと、どんな年齢でも筋肉量の増加が期待でき、代謝アップに効果的です。
肉類を食べるときは脂質控えめがベスト
豚もも肉のヘルシー角煮(255kcal)
脂身の付いた肉とついていない肉とではカロリーが倍近く異なります。体重増加を防ぐため、余分なカロリーをとらないように、肉の部位を脂質控えめに変えていくのがおすすめです。
おやつもからだに合わせて選び方を変える
とろとろ豆花の黒みつ&きなこがけ(105kcal)
おやつも選び方を変えれば、体重コントロールに役立ちます。豆乳を使ったおやつは、脂肪量を控えやすく低カロリー。また、たんぱく質も摂れるのがポイントです。からだに余分な脂肪はつけず、筋肉を維持しながら良好な体重コントロールに役立ちます。