お肌についてのQ&A(女性のからだにまつわるQ&A)
管理栄養士小島 美和子
【Q】コラーゲンをたっぷりとると肌はつやつやになるのでしょうか?
【A】食べ物からとったコラーゲンが直接肌に使われるわけではありません。コラーゲンはたんぱく質の一種です。肉や魚などのたんぱく質と同じように、胃や腸で消化、分解されてアミノ酸の形でからだに吸収され、全身に運ばれて利用されます。つまり、必ずしも肌に使われるかどうかはわからないということです。また、アミノ酸にも様々な種類があります。元となるたんぱく質を色々な食材からまんべんなくとることで有効利用され、体調や肌の調子を良くできます。
魚と卵+ごはんの組み合わせで利用効率アップ
まぐろのユッケ丼(524kcal)
肌のために良いとされる栄養素の利用効率を高めるためには、大前提として、エネルギー源となるご飯もとれていること。たんぱく質をとってもエネルギーが不足していると、からだの中ではエネルギーとして使われてしまいます。まぐろや卵などのビタミン類も豊富な食材を組み合わせれば利用効率がぐっとアップ!
コラーゲンは野菜と一緒に
まいたけと鶏手羽先の水炊き(160kcal)
コラーゲンをたっぷりとって、からだの中でアミノ酸に変わったあと、コラーゲンを再び作るために、ビタミンCが不可欠です。コラーゲンを豊富に含む食材にはビタミンCをとりやすい野菜類を積極的に添えましょう
豚ヒレ肉は肌にも〇からだにも〇
豚肉のペッパーチーズソテー(197kcal)
豚ヒレ肉はビタミンB1,B2ともに豊富に含む食材。低脂肪・高たんぱく質で、アミノ酸のバランスを見るアミノ酸スコアは満点の100です。バランスよくアミノ酸をとることができ、利用効率を高めるビタミンもたっぷり!ちょっと調子があまりよくないな、という時にとりいれてみてはいかがでしょうか。