ストレスに負けないからだづくりの食事のポイント

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小島 美和子

管理栄養士小島 美和子

有限会社クオリティライフサービス代表取締役管理栄養士 健康運動指導士 食コンディショニングプロデューサー

心理的なストレスの他、気温差のような環境変化等によってもからだはストレスを受けています。日々のストレスに抵抗するために、自律神経やホルモン、免疫などが働きます。
これらの働きの材料となるのは、たんぱく質やビタミン、ミネラルですが、からだにためておくことができないため、日々コンスタントに補給する必要があります。今の食事をベースにより良い食事に整えて、ストレスに負けないからだづくりを目指しましょう。

DHAをしっかりとることで脳の働きを強化

さば缶のポテトサラダ

さば缶のポテトサラダ

脳の半分は脂質でできていて、脳の機能において重要な役割をしています。中でも魚の脂に多く含まれるDHAが脳の働きを強化することがわかってきています。缶詰であればいつでも手軽にとることができる上、栄養の損失を最小限に抑えることができるため、常備して色々なメニューで活用できるといいですね。

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鉄分不足を解消!全身に酸素を巡らせ疲れにくいからだに

あさりとのりのペペロンチーノ

あさりとのりのペペロンチーノ

鉄欠乏は全身に酸素を運搬する血液中のヘモグロビンの合成障害を招きます。日頃から鉄分不足に気を付けることで、酸素が全身に巡り、疲れにくく、心身の状態を安定させる効果が期待できます。ヘモグロビンの材料は鉄とたんぱく質。鉄分をとるときはたんぱく質も一緒にとることも大事です。

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ストレスで失われやすいビタミンCが豊富♪

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焼きパプリカのとろろ昆布和え

ビタミンCはストレスに対抗するホルモンの合成に関与するため、ストレスが増えると消耗しやすい栄養素です。ビタミンCは調理による損失が多い栄養素の一つですが、丸ごと調理すると損失が少なくなります。野菜類はできるだけ、元の形がわかる状態で食べるほうが、栄養素を無駄なくとることができますよ。

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腸内環境を整えてストレス軽減♪

キウイヨーグルトの塩こうじ添え

キウイヨーグルトの塩こうじ添え

私たちのからだはストレスを受けた時に腸内環境に影響を及ぼし、また反対に、腸内の善玉菌は脳の神経伝達物質の分泌の安定化に役立っていることがわかっています。ヨーグルトの乳酸菌や塩こうじの麹菌は善玉菌として、腸内環境の安定化に役立ちます。日々の便のリズムや状態などを確認して、腸の調子が整っているかチェックしましょう。乱れているなと感じた時はぜひとりいれてみましょう。

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