ビタミン類を効率よくとって、効果的に使う食事のポイント
管理栄養士小島 美和子
有限会社クオリティライフサービス代表取締役管理栄養士 健康運動指導士 食コンディショニングプロデューサー
ビタミンは微量でからだの様々な機能を調節する必須栄養素です。色々な効能が話題になりますが、大前提として、ごはんやパン、麺などの主食に、肉や魚、卵、大豆製品などのたんぱく質を多く含むおかずがあることで、その効果を発揮できます。
特に女性は、ビタミン=美肌と考えられるかもしれませんが、肌の組織の材料となるたんぱく質と一緒にとることが大事です。また、調理加工で失われやすい栄養素なので、素材に近い状態で食べることもポイントです。
食欲が低下しがちな夏は栄養価を高めてコンディショニング
暑くなると、のどごしの良い麺類に頼りがちですが、麺のみではたんぱく質やビタミンが不足しがちです。うなぎにはたんぱく質やビタミンが豊富に含まれています。高菜に含まれるビタミンと一緒に、まんべんなくビタミンをとって、疲労をためにくい体を維持しましょう。
赤・黄・緑、鮮やかな3色の組み合わせはビタミンの宝庫
色の濃い野菜にはビタミン類が豊富に含まれています。似た食材でも、色が違うと多く含まれるビタミンにも違いがあるので、食卓がカラフルになるように野菜を揃えると、効率よくビタミンを補給でき体調アップに効果的です。食卓の色あいが鮮やかだと、気分もよくなりますね。
食材に含まれるビタミンを無駄なく効果的にとる
ビタミンは洗浄や加熱などの加工が増えるほど、失われやすい栄養素です。野菜のうち、そのまま食べられるものは、さっと水洗いして新鮮なうちにいただきましょう。ゆで卵やカッテージチーズなど、たんぱく質を含む食材と組み合わせれば、美肌作りに効果的です。
たんぱく質やビタミンの補給におすすめ
納豆はたんぱく質やビタミンを豊富に含む食材の一つです。ときには15時ごろの「おやつ」に納豆をとり入れて、栄養素をからだに補給するのもおすすめです。からだに必要な栄養の多くを私たちは食べることで補給します。朝、昼、「おやつ」と夜の食事から、ビタミンに限らず様々な栄養素を補給しましょう。1日中からだが栄養素に満ちた状態になり、元気よく過ごせると思います。
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