腸活の第一歩は食生活リズム

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管理栄養士小島 美和子

有限会社クオリティライフサービス代表取締役管理栄養士 健康運動指導士 食コンディショニングプロデューサー

生活リズムや食事のリズムは腸の活動にも大きく関わっています。からだに備わっている時計のリズムが安定し、自律神経が整い、消化酵素の分泌リズムも安定します。実は、通常消化酵素は、食べ物を体が受け入れやすいように、食べ物をとり入れる前から分泌がはじまるのです。

食生活リズムを整えて、食事を受け入れる準備を整えることが、腸活の第一歩。その上で、主食・主菜・副菜の揃った食事がとれるように心がけましょう。

毎日同じ時間に起きて温かい朝食をとる

かぶの卵みそ粥

かぶの卵みそ粥

からだの時計のリズムを整えるために最も重要なのは「朝」です。毎日できるだけ同じ時間に起き、朝食をとることで、1日のスタートが安定し、消化酵素の分泌も整いやすくなります。食欲がない朝でも、炭水化物であるご飯と、たんぱく質を多く含む卵などの食材を組み合わせた温かい食事がおすすめです。

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食物繊維をたっぷりとると善玉菌を増やし腸を整える

雑穀とアボカドの豆乳リゾット

雑穀とアボカドの豆乳リゾット

食物繊維は腸の善玉菌のエサになり、善玉菌を増やすのに役立ちます。反対に、悪玉菌や有害物質を減らす働きがあり、腸内環境を整えるために欠かせません。また、便のカサを増やして、便通を良くしてくれます。普段から、十分な量の食事をとることが最も大切です。

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夕食は早めに済ませ、食物繊維豊富な副菜を一皿追加

まいたけとわかめのおろしぽん酢和え

まいたけとわかめのおろしぽん酢和え

夕食にはきのこや海藻類などの副菜を追加すると、翌朝の排便がスムーズになりやすくなります。食事の時間はできるだけ早めに済ませることもポイントです。食事時間が遅くなるほど、朝の排便時刻も遅れやすくなります。

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夕食は脂質控えめの主菜に

たらと生しいたけのホイル焼き

たらと生しいたけのホイル焼き

夕食に脂質や刺激物が多くなると、翌日の便が緩くなりやすくなります。夕食の主菜には低脂肪の魚や肉、大豆製品などの食材を使った、刺激の少ないメニューがおすすめです。腸の調子が気になるときは、できるだけ手作り料理を中心に、主食・主菜・副菜の揃った食事に近づけましょう。

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