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栄養素事典

マンガン

働き
体内に含まれるマンガンの量は微量ですが、体にとっては欠かすことのできない微量ミネラルです。骨の成分であるリン酸カルシウムの形成を促進させたり、糖質や脂質の代謝を助けるなど、マンガン自体が酵素の成分となったり他の酵素を補助・活性化させて、成長生殖・生態活動に関わっています。また抗酸化作用のある酵素の成分となったりもしています。
特徴
亜鉛が男性ホルモンの代謝に不可欠な栄養素であることからセックスミネラルと呼ばれているのに対し、マンガンは愛情ミネラルと呼ばれています。ウサギを用いた動物実験で、マンガンを与えないでウサギを飼育すると、そのウサギは子供を産んでも育てようとしないという研究結果があります。つまり、自分の産んだ赤ちゃんに愛情を感じられなくなるなど、マンガンは愛情を司る中枢神経に関連している可能性があるといわれているのです。
不足すると
マンガンは植物性食品を中心にさまざまな食品に含まれているため、不足することは少ないとされています。しかし、何らかの理由で欠乏すると、インスリン合成力が低下して糖尿病の誘発や、発育不全などの可能性が出てきます。また活性酸素分解酵素が作られないために動脈硬化などの生活習慣病につながる恐れもあります。
摂りすぎると
通常の食生活で過剰摂取になることはほぼありませんが、中毒になるほどの量が体内に入ると、神経症などが起こるとされています。
主な食材は
食品中のマンガンは、主に土壌のマンガンを吸収したもので、農作物に多く含まれます。全粒小麦や玄米などの精製していない穀類、茶葉、クルミやアーモンドなどの種実類、油揚げや納豆などの豆類、のりやひじきなどの海藻類、シソやバジルなどの葉物野菜に比較的多く含まれています。
上手な摂取方法
一緒の食事で摂る鉄やカルシウムが極端に過剰になるとマグネシウムの吸収が妨げられ、またマグネシウムが過剰になると鉄の吸収を阻害すると言われています。いずれも、サプリメントなどに頼らず、幅広い種類の食品を適量摂ることが大切なのです。ちなみに、多く含まれる食品にあがっている茶葉は、お茶にして飲む場合のマンガン量は、玉露以外ではかなり少なくなってしまいますので、留意しておいてください。
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