月のリズムについてのQ&A(女性のからだにまつわるQ&A)


管理栄養士小島 美和子
【Q】ひと月の中で、体調や体重、気分にムラが出るのはなぜですか?またどう対処するとよいでしょうか?
【A】月経の周期は、女性ホルモンの分泌量が増減することで調節されるといわれています。月経前後はエストロゲンの分泌が少ない時期で代謝が低く、むくみやすいため体重が増えやすく、排卵後、女性ホルモンの分泌の変化が大きいことにより、月経前の心身の不調を招きやすくなります。まずは自分の月のリズムを把握することが大切です。体調や体重に変化の出やすい時期は特に、食事量や内容に気を配るとよいでしょう。
月経前後は大豆イソフラボンを取り入れる
夏野菜の大豆炒め(164kcal)
大豆イソフラボンは女性ホルモンと似た作用をすることが知られています。エストロゲンの分泌が少ない月経前後に、通常の食事の中の1品として添えるのがおすすめです。
貧血予防にたんぱく質と鉄分をしっかり補給
まいたけといわし缶のトマト煮(235kcal)
月経前後は貧血になりやすいです。缶詰を使えば魚料理も簡単にできます。また魚を丸ごと食べられるので、鉄分も無駄なくとることができますよ。
むくみの予防には血行促進とカリウムを
キウイのヨーグルトスムージー(188kcal)
長時間同じ姿勢でいると血液の流れが滞ってむくみやすくなります。むくみやすいときは意識的にからだを動かすことが一番のおすすめです。食事面ではカリウムを欠かさないこと。塩分摂取量が増えることによるむくみを防いでくれます。