食事で代謝を上げて脂肪を燃やしやすいからだづくり

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管理栄養士小島 美和子

有限会社クオリティライフサービス代表取締役 管理栄養士 健康運動指導士 食コンディショニングプロデューサー

体重が増えたと感じたとき、食事量を減らそうと考えたことはありませんか?
消費カロリーよりも摂取カロリーが少なければ体重は減りますが、筋肉量の低下につながり、太りやすくなります。
食事は摂取と消費の両方に関わっています。食べることによって体温が上がり、代謝も上がります。
きちんと食べると栄養素をしっかりとることができるので、筋肉量の維持や、全身の代謝状態の改善が期待でき、余分な脂肪が燃えやすく、たまりにくいからだになりますよ。

朝は炭水化物とたんぱく質の温かい食事で体温アップ

小松菜と桜えびの和え物

しっとり鶏そぼろ丼

暑い季節でも、朝食は温かいものを食べましょう。朝は炭水化物とたんぱく質の組み合わせの食事をとることで、からだに1日をスタートさせるスイッチが入り、代謝がぐっと高まります。1日中代謝の高い状態を作りやすく、消費カロリーがアップします。

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ランチは思い切ってメイン料理をしっかり食べる 

タンドリーポーク

タンドリーポーク

お昼の時間帯は1日の中でも代謝が最も高い時間。代謝が良い時間はとった栄養素の利用効率も高くなるので、簡単に済ませるのはもったいないのです。ご飯やパンなどの主食に、必ずたんぱく質を多く含むメイン料理を添えましょう。食後にからだから熱が産まれて、脂肪を燃やしやすくなります。漬け置きしておけば焼くだけならすぐできてお手軽ランチにぴったりです。

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彩り豊かな副菜でビタミンやミネラルもたっぷり

パプリカのマリネ

パプリカのマリネ

ランチは赤や黄、緑色の濃い野菜を添えて彩り豊かにすると、野菜に含まれるビタミンやミネラルを全身にめぐらせやすくなります。ビタミンやミネラルは今よりも少しでも多くとることで、エネルギーの代謝やホルモンの働きなど、全身の代謝機能アップにつながります。

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夕食は魚をメインにさっぱりと

あじのごま風味ドレッシング

あじのごま風味ドレッシング

夜になるとからだは休息モードになり、代謝も低下します。しかし、寝ている間も代謝は続き、からだの組織の分解や再生が行われていますので、夕食ではその材料をきちんととることが大事です。夜は油の代謝が悪くなるので、夕食には魚や、脂肪分ができるだけ少ない肉をメインに選びましょう。刺身の盛り合わせを買って帰ると便利ですね。

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