体重が気になってダイエット。食事量を減らしても体重が減らない...

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管理栄養士小島 美和子管理栄養士

有限会社クオリティライフサービス代表取締役管理栄養士 健康運動指導士 食コンディショニングプロデューサー

食事を減らすと一時的に体重が減るかもしれませんが、減り続けることはありません。さらに減らすと、からだに必要な栄養素が不足し、筋肉が減って代謝が落ちて痩せにくく、ドカ食いや間食がやめられない、体調不良などの状態を招きやすくなります。
食事は減らさず、1日3回、ご飯などの主食に、肉や魚、卵、大豆製品などのおかずと、旬の野菜を添えて、ゆっくり食べることを意識してみてください。消化酵素の働きや代謝が良くなり、体調も良くなって、余分な体重は減りやすくなります。

体調を崩さないダイエットは「ご飯を抜かない」

完熟トマトのしょうゆ漬けご飯

完熟トマトのしょうゆ漬けご飯

糖質はからだに必要なエネルギー源です。もちろん多すぎは体重増加の原因の一つですが、少なすぎは、エネルギー不足を招き、筋肉量の減少、疲労蓄積の原因に。暑い時期はトマトのしょうゆ漬けを添えたご飯をさっぱり一膳いただいて、エネルギッシュに過ごしましょう。

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「高たんぱく質」で代謝を高めて太りにくいからだづくり

豚もも肉の生姜焼き

豚もも肉の生姜焼き

加齢に伴い減少しやすい筋肉量。それに比例して消費カロリーも減り太りやすくなります。たんぱく質は筋肉の材料の一つ。摂取量が減ると、筋肉量の減少を招いてしまいます。食材を選ぶときは脂肪分の少ないものを選びましょう。余分な摂取カロリーを減らすことができ、少量でもしっかりたんぱく質をとることができるので「食べて痩せる」に効果的です。

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旬の野菜を添えてビタミン・ミネラルをたっぷりとって代謝アップ

グリル野菜のマリネ

グリル野菜のマリネ

旬の野菜に含まれるビタミンやミネラルは、からだの中で栄養素の代謝をスムーズにしてくれます。また、ご飯やたんぱく質を含むおかずからとったエネルギーや栄養素を十分に使うことができて、太りにくいからだになります。

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おやつもおいしくたんぱく質とビタミンを補給

キウイのソイスムージー

キウイのソイスムージー

おやつは、食べるタイミングと選び方次第で、体重への影響が異なります。夕方までの時間に、たんぱく質やビタミンなどがとれるおやつを選んで食べれば、太りにくくなります。夕方たんぱく質を追加補給することで、筋肉量も増やしやすいことがわかっています。しっかり食べて消費エネルギー量の多い1日を目指しましょう。

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