生活習慣病予防に簡単に作れる魚料理レシピ
管理栄養士小島 美和子
有限会社クオリティライフサービス代表取締役管理栄養士 健康運動指導士 食コンディショニングプロデューサー
お魚には身体をキレイにしてくれる栄養素がたっぷり!生活習慣病予防に役立つ、あじ、ぶり、さわら。消化吸収にも優れている、鯛、たら。春に美味しい魚とたっぷり野菜の簡単ヘルシーレシピ。
生活習慣病の予防におすすめの組み合わせ
あじの脂肪には血液中のコレステロールや中性脂肪を低下させ、血液をサラサラにする働きのあるEPA・DHAが豊富です。優れた抗酸化力のあるごまとの組み合わせは、EPA・DHAの酸化を防ぎ、身体に有効な働きをサポートします。
また、ごまとチーズの香りが香ばしく、食欲をそそります。一緒に焼いたミニトマトの酸味があじによく合います。
忙しい時でも超簡単!レンジ調理!
たらは低脂肪・高たんぱく質の食材。ダイエット中の方でも主菜として安心して食べることができます。また、消化が良いので、風邪気味で少し食欲がないときにもおすすめです。
電子レンジを利用した手軽な一品です。野菜と一緒に加熱するので、水分が補われておいしく仕上がります。
おもてなしにもぴったりの温かメニュー!
良質なたんぱく質を多く含む鯛と卵の組み合わせ。
この栄養素は、身体や血液を作る大切な栄養素で、育ち盛りの子どもにもおすすめのメニューです。
鯛の皮に熱湯をかけることで生臭さを取り、蒸した時の火の通りもよくなります。お祝いの食卓におすすめです。
ゆずの香りが食欲をそそる!
ぶりの脂には血液サラサラ効果で動脈硬化を予防する、EPAやDHAが豊富に含まれているので、脂を落とさない調理法がおすすめです。
にんじんにも動脈硬化を予防するというβ-カロテンが含まれており、さらに効果を高めます。
魚は熱湯をかけると生臭みを除くことができます。ザルにのせて魚の表面が白っぽくなれば大丈夫です。
刺身をバランスよくサラダ仕立てに!
鯛は、皮膚など細胞のもととなる良質なたんぱく質を多く含み、消化吸収にも優れています。
粘膜を強化し、皮膚をイキイキと保つビタミンAの豊富なにんじんなど、たっぷりの野菜との組み合わせが美肌づくりに役立ちます。
スライサーがない場合はピーラーでもリボン状に切ることができ、白ワインによく合う一品です。
フライパンひとつで簡単!
さわらは、野菜や果物などに多く含まれているカリウムを豊富に含んでいる魚なので、塩分の弊害をカバーし、血圧を下げる効果が期待できます。
さわらの他には、鯛やたらなどでもおいしく作ることができます。
野菜も季節に合わせて、ブロッコリーやカリフラワー、白菜、かぶなどを使っても良いでしょう。