簡単アレンジ♪おもちレシピ

おもち2個のカロリーはごはん一杯分くらい。白米よりも糖質やたんぱく質が多く、栄養的にはごはんとの差はほとんどありません。糖質が血糖値を安定させるため、満腹の状態が長く腹もちがよいので、間食を抑えられます。また胃を温める効果が強いと言われています。胃腸を元気にし、冷え性を改善して、冷えからくる下痢も改善されます。
そんなお餅を使った、簡単揚げ物にレンジ蒸し、脱マンネリ、ヘルシーな簡単おもちレシピがいっぱい♪
おもちでアレンジ!簡単おかずレシピ
脂が少ない鶏むね肉を使った低カロリーな1品です。また、おもち、鶏肉、野菜と、主食・主菜・副菜の3要素が1皿で揃い、栄養バランスも優れています。電子レンジひとつでできるので、遅くなった晩ご飯やダイエット中の方にもお勧めです!

納豆からみもち
納豆は、貧血の予防に役立つ鉄分が豊富。ビタミンCを多く含む大根との組み合わせで、鉄分の吸収がよくなります。大根おろしは、時間がたつとビタミンCが壊れてしまうので、おろしたらなるべく早く食べましょう。
おもちでアレンジおやつレシピ
生クリームやバターなどを使った洋菓子に比べて、ぜんざいなどの和菓子はカロリーが低めです。さらに小豆には食物繊維が多く含まれます。食物繊維は血糖の上昇を抑える働きがあるので、体脂肪の蓄積を抑えるのに役立ちます。

白いんげん豆の粟ぜんざい
白いんげんは食物繊維を多く含んでいる食材です。また、てんさい糖には善玉菌であるビフィズス菌のえさとなるオリゴ糖がたっぷり含まれていますので、腸内環境を整える働きが期待できる組み合わせです。
おもちは持久力を要する運動のエネルギー現に最適♪
おもちに含まれる糖質は複合糖質と呼ばれるものです。果物、菓子類、ジュース類に多く含まれる単純糖質が、体内に吸収されやすいのに対し、複合糖質は体内で消化されるのに時間がかかり、適度にゆっくり吸収されます。スポーツの中でも、マラソンやサッカーなど、持久力を要する運動時のエネルギー源を、より多く筋肉に蓄えるのに適しています。
おもちと一緒に、糖質を効率よくエネルギーに変えるビタミンB1を含む豚肉やたらこ等を一緒に摂取すると効果的です。さらに、にんにくやねぎ等に含まれるアリシンがビタミンB1の吸収をアップしてくれます。
スポーツをしない人にとっても、おもちは朝食としておすすめしたい食材です。エネルギー吸収がよく、消化も良いおもちを朝に食べることで、一日の活動源となります。

管理栄養士村山幸子
大阪府立公衆衛生専門学校、栄養科卒業後、産業給食会社勤務。 現在特別養護老人ホームの管理栄養士として在職中。「食べる」ことの大切さと役割を日々感じながら仕事に取り組む。